- 上記技術についてのご連絡先
- ヒロセ・ユニエンス株式会社/大阪本社
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可燃性の高分子有機材料の発火を遅らせ、燃焼の拡大を阻止する難燃剤ですが、その多くはハロゲン系の化合物が利用されています。しかし環境に対する配慮から、ハロゲン系難燃剤は、輸出や国内の使用において制約が課せられるようになりました。
一方、代表的なノンハロゲン系難燃剤である有機リン酸系の難燃剤は、通常15~20%程度の添加が必要なため、樹脂本来の物性を損ねたり、コスト高となる問題がありました。
そこで、弊社は、少量でも十分な難燃効果を発揮する、全く新しいノンハロゲン系難燃剤を開発致しました。
Hynax for PETは、ノンハロゲンのリン系化合物を主成分としたプラスチック難燃剤で、特殊技術により、数ミクロンの難燃剤微粒子をPET 樹脂中に濃度50%で分散させています。独自の配合技術により、PETの加水分解や難燃剤粒子のブリードアウトは引き起こさないよう、改質している他、マスターバッチとすることで、PETペレットとの均質な混練を可能とした形状です。
Hynax for PETは、僅か5%の添加で、PET樹脂に高い難燃性(UL-94V:V0)を持たせ、各種PET製品に高い付加価値をもたらします。
難燃性が求められる各種PET樹脂製品へ、展開が可能です。短繊維・長繊維・シート・フィルム・射出成型品など多用途な応用を想定しています。難燃剤は、塗布式ではなく、練り込み式であるため、素材そのものから難燃化させます。